肌が荒れてしまった…どうしてる?

「肌の粉吹き」、「ニキビ」、「赤み」、「カサつき」、「つっぱり」などお肌が荒れた時は、お肌のために頑張っているのにどうして?と気分が滅入り、鏡を見てはため息が出て落ち込みますね。ファンデの肌乗りがイマイチになり、思うようにいかないことがしばしば。肌荒れの原因は様々ですが、「一刻も早く良くなりたい」、「どうしたものか」と悩みます。しかしそんな時こそ焦りは禁物です。肌が荒れてしまった時こそ冷静に対処しましょう。まずは深呼吸をして、これまで以上に良いお肌を作り上げるチャンス!と思って、少しずつお肌に向き合っていきましょう!

1. 肌荒れの原因とは?

肌荒れが起こる要因として、「乾燥」、「外部からの刺激」、「寝不足」、「偏った食生活」などが挙げられます。「乾燥」は「紫外線」や「ホコリ」、「花粉」、「PM2.5」や「黄砂」など様々なものが肌を刺激します。その時に「寝不足」や「偏った食生活」が続いていると、お肌の回復が遅れ、バリア機能が整いにくくなり、その刺激にもお肌が耐えられなくてダメージを受けます。

また、「メイク」や「花粉」や「ホコリ」、「黄砂」などの外部刺激をしっかりと落とそうと洗いすぎることも、結果的に乾燥を引き起こすことになります。肌悩みで皮膚科にかかると、洗いすぎが原因と言われることもしばしば。ゴシゴシと擦ったり、落ちていないと思って何度もコットンで拭きとったりすると、肌に負担がかかり炎症を起こしてしまうこともあります。

このように様々なことが原因で起こる肌荒れですが、根本的にあるのはやはり乾燥。ではその乾燥を防ぐには、どのような対策方法があるのでしょう。

2. 乾燥対策、あなたはどうする?

肌荒れを防ぐために乾燥対策が外せないことが分かりましたね。では早速、今すぐできる対策などを見ていきましょう。

①落とすケア

「あれ?保湿じゃないの?」と思った方いませんか?おそらく乾燥と聞いて1番最初に思い浮かぶのは「保湿」ではないでしょうか。でも考えてみてください。落とすものを落としてからではないと、保湿も何も出来ません。それは当然でしょ!と思うかもしれません。でも、意外と「落とすケア」よりも「保湿」にばかり目がいく方が多くいらっしゃるのです。

「落とすケア」と聞いて、「毎日ちゃんとメイク落としているから問題ありません!」と思っていませんか?ではここで伺います。ご自身のお肌に合わせた「落とすケア」をされていますでしょうか。

お肌が乾燥するの原因として意外と多いのは「落としすぎ」です。これはつまり「洗いすぎ」ということです。

確かにメイクが肌に残るのは良いことではないです。でも、洗いすぎることで肌に負担がかかることも良くありません。何度も洗うことで肌表面の皮脂を落としすぎていることもあるのです。1回の洗顔で何十回もすすぐことも同じです。残らないようにとすることは大事です。しかし、肌にはもともとターンオーバーの機能があります。そのため、多少化粧品が残っていたとしてもターンオーバーが正常であれば剥がれ落ちるはずなのです。肌に残っていることで「くすみ」につながるのではと懸念もあります。でもそれ以上に、洗いすぎる方が肌にとってやめた方が良いことと、皮膚科医の先生の意見もあるくらいです。

人それぞれ肌質は異なります。情報を得ても全て取り入れるのではく、取捨選択をしていくことが大事ですね。そのためにも、自分の肌状態を毎朝鏡でチェックし、その日のケアを決めることをおススメします。

②保湿

さぁ、皆さまお待ちかねの保湿です。肌を乾燥から守るためにはやっぱり保湿することが大事ですね。どのくらい保湿をするのか、その量はとても大切です。多すぎず、足りなさすぎずの適量を見つけましょう。

まず、いつもつけている普段の量を夜のスキンケア時につけます。そして、翌朝起きたときの肌の状態を見てください。両手で優しく顔に触れ、その時にどのくらい脂が手につくかがチェックポイントです。

脂の量によって、前日のスキンケアが適量なのかどうかの判断目安になるそうです。手のひらがベタつき、目に見えるくらい脂がついた、ということであれば量が多いと言えますね。逆に、手のひらがカサカサするようなら量が足りていない、と考え調整するのが良いそうです。ベストな状態は手で肌に触れた時、しっとりとした感触があることです。顔の部位によっても手に付く脂の量は異なります。そのため、お顔全体をチェックすることがおススメだそうです。

③温活

お肌の調子を整えるためには、保湿などの「外側からのケア」と同時に「内側からの改善」も重要です。

内側からの改善とは、血行を良くすることです。つまり体を温めることをおススメします。最近は「温活」という言葉もよく耳にしますね。栄養は血液が運び届けます。冷えが生じると血流が悪化します。そうすると、栄養が行き渡らずお肌の調子が崩れていきます。それだけではありません。他にも様々な体の不調を引き起こします。これを避けるためにも、体を温めるようにしましょう。ただし、頭や顔は温めすぎないように気をつけてくださいね。冷えを感じた時に温めると良い箇所は、腰などの脂肪がつきにくい部位が効果的のようです。

冬だけではなく、夏もクーラーや冷たい飲み物で体は冷えやすくなります。1年通じて取り入れると良いことは次の2点が挙げられます。1つ目は、室内にいる時は靴下を履くことです。2つ目は、飲み物は温かいものや常温のものを選ぶようにしましょう。冷え取りに特化した靴下もあるのでそちらを試してみるのもいいですね。また腹巻も良いかもしれません。1年通して使うのであればシルク素材のものがおススメです。季節で使い分けしたい場合は、コットンやウール素材のものを選ぶと良いでしょう。

また、飲み物は温かいまたは常温のものをとお話ししましたが、温かさだけでなく、水分量も重要です。乾燥が気になる!という時、水分摂取を忘れてしまい水分量が足りていないことが意外と多いそうです。1日を振り返って、今日はどのくらい水分補給が出来たのか思い返してみるのもいいですね。

さらに、適度な運動も大切です。運動習慣があれば理想ですが、日常生活においてもお仕事等で座ったままの状態が続く場合は、なるべく1時間に1回は立ち上がって動くようにしましょう。スクワットも良いそうです。細めに体を動かして、全身の血流を促進させていきましょう。

3.それでも肌が荒れてしまったら?

色々と気をつけていたとしても、それでも肌が荒れてしまうことだってあります。その場合は、やはりひどくなる前に皮膚科で診てもらいましょう。そのうち治ると思い、そのままにしておくと、場合によっては跡が残ってしまうことやより悪化してしまうこともあります。それは避けたいですよね。正しく治すことで肌がリセットされ、また美しい肌の土台作りを一から始めていけます。すると結果的に、前よりもさらに美しいお肌を手に出来る可能性もあります。大丈夫と自己判断せずに、一度専門医に診てもらうことをおススメします。

4.まとめ

お肌が荒れた時、鏡を見てはため息が出て落ち込みますね。肌荒れの原因は様々ありますが、一刻も早く良くなりたい、どうしたものかと悩みます。しかし焦りは禁物です。もっといいお肌を作り上げるチャンス!と思って、少しずつお肌に向き合っていけると良いですね。今までのやり方を見直しつつ、時にはお医者様に頼りながら、美肌を目指していきましょう!

関連記事